A triangular pyramid

厚地朋子・伊藤彩・上坂彩・上坂秀明・佐々木ひろこ・對木裕里・松井亜希子・村瀬裕子・山本理恵子

はじめに

私たちは昨年の7月に「二光年」と名付けた新聞を発刊しました。
というのも、私たちはかれこれ10年近く、友として、同業者として互いに励まし合い、ときには批評の言葉を交わしながらひとつの時間の中で並走してきました。

美術(もしかしたら社会それ自体)の中に身を置くことで、遠く離れた膨大な空間の中に自分があることを知りました。
気の遠くなるほどの時間と距離の中で、隣の人から手渡された言葉の重みに、勇気づけられたり、気づかされたりしながら今日までとにかく作品をつくってきました。

人から人へ、実感のある言葉を繋げるアクションとして二光年は緩やかに拡張して行くことを目指しています。

本展覧会は二光年のプロジェクトの一つとして位置付けています。
出品されている作品は、各作家がそれぞれに依頼したセレクターによって選ばれた作品です。対話において、何らかの言葉を期待してしまう人々に作品選出を依頼しました。
展覧会名のtriangular pyramidとは三角錐を意味します。作家、セレクター、作品という親密な関係を、鑑賞者を交えながら立体的に捉える試みです。

会期|2020年1月12日(日)- 1月25日(土)会期中無休
時間|12:00 - 20:00 
会場|MEDIA SHOP | gallery2

△112()16時頃から「二光年」を読む会を開催し、その後オープニングパーティも合わせて行います。

△125()18時からクロージングパーティを行います